大前研一のロシアショック。
面白かった。
日本人のロシアに対する拒否反応が異常だっていうことが書かれていた。
こんなままだと、日本はロシアでのチャンスを逃すって。
日本はロシアに対する印象が悪く、
マスメディアもなんでもロシアを悪く書く。
でも、サハリンに関しても、北方領土に関しても、
内情を理解すれば、ロシアが悪いとも言えないことがわかってくる。
そして、意外なことに、ロシア人の日本に対する印象はとてもよく、
親日派がとても多い。
一方、日本人のロシアに対する印象は、悪い。
あまり過去にとらわれすぎたり、異常な拒否反応を持ったままだと、
このチャンスを失うことになる。
ロシアはもともとソ連時代から科学に力を入れていたから、教育水準が高い。
特に冷戦時代、科学者たちは、他の国からの技術提供を行えなかったので、
自分たちで試行錯誤で研究した経緯がある。
だから、インドや中国にはないような、ロシアの強みがある。
また、ロシアITはかなりポテンシャルが高く、インドITや中国ITと比較しても、かなりお勧めらしい。
何より驚いたのは、著者の大前研一。
15年ほど前にインドITが来る!って思い、
InfosysやSatyamなどと合弁会社を設立したって!!
当時Infosysは800名程度の会社。
そんな15年も前に目をつけるなんて、先見性すごすぎ!
ちなみに、この本、デジャブかと思うぐらい、
同じ表現が2回出てくることが、数回あった。
ちょっと手抜き過ぎ???そこだけ残念。
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