1991年出版の「ニッポン戦略―世界で成功したければ日本で勝負しろ 」という本を最近読んでいる。
1991年というと、ちょうど日本のバブル景気の頃。
日本企業が急成長し、アメリカ企業を脅かした時代。
そういう時代背景もあり、この本を読むと、最近耳にする日本への批評とは全く異なる事ばかり書いてあって、タイムスリップした気分になる。
日本経済ってこんなに強かったんだ~と。
たとえば、この本に、1989年の銀行世界トップ10(預金高)が載っている。
1.第一勧銀 (日本)
2.住友銀行 (日本)
3.三菱銀行 (日本)
4.富士銀行 (日本)
5.三和銀行 (日本)
6.日本興業銀行 (日本)
7.Banque Nationale de Paris (フランス)
8.三菱信託銀行 (日本)
9.Deutsche Bank (ドイツ)
10.東海銀行 (日本)
トップ10のうち8つも日本の銀行。
しかも、今となっては、懐かしい名前の銀行ばかり。
ハートのマークの第一勧銀ってあったな~。
ちなみに、2008年の銀行世界トップ10(資産)は、
1.Royal Bank of Scotland (UK)
2. Barclays (UK)
3. Deutsche Bank (Germany)
4. BNP Paribas (France)
5. HSBC Holdings (UK)
6. Credit Agricole (France)
7. JP Morgan Chase (USA)
8. 三菱UFJファイナンシャル (日本)
9. Citi (USA)
10. ING Group (Netherlands)
10. UBS (Switzerland)
かろうじて、1行だけ。。。。
あと、1980年までは「Made In Japan」は「安物」を意味していたが、1990年には「高品質」を意味するようになったって。
本当に昔の日本は、今の中国みたいなものだったんだろうな。
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