ローエンドからハイエンドへと成功した日本企業は、
今さらローエンドに行くことに躊躇しているってさ。
でも、時代はローエンドが大きなマーケットなのだから、思い切ってローエンドにも力を入れないと。
世界一安い車を作ったタタが、高級車のジャガーを買収したり
やっぱり時代はローエンドなのね。
BOPって面白い。前読んだ、NHKのインドの本でも、農村貧困層マーケットをどうやって開拓するかが色々書いてあったけど、石鹸を売る前に石鹸の必要性を認識されるために講座を開いたり、まずは学校で子供たちに宣伝したり。マーケティング方法が先進国とは全然違って、面白い。
こちらは、最近見たスピーチ。
http://www.ted.com/talks/lang/eng/thulasiraj_ravilla_how_low_cost_eye_care_can_be_world_class.html
インドのLAICOっていう会社の話なんだけど、これも今までは眼鏡を買えなかったり、目の手術を受けれなかった、インドの人々に、色々なサービスを提供している。
アクセスの悪い農村に住んでいる人のために、バスを用意して、まるでツアーのように病院に連れて行ったり。
本の話に戻るけど、BOPネタは少しだけで、基本的には世界に通用するハイパフォーマンス企業について書いている。その中の一つにシステムの標準化について書いてあった。
日本企業の場合は、現場の声を聞きすぎて、細かいレベルでの現場の声に合わせたシステムにしてしまい、結局Operationの改善ができないって。
これって、本当に痛感。
自分が今、システム開発に携わっているから分かるけど、
「システムが古いから新システムを構築しよう」っていうんじゃなくて、
「現在の業務を見直して、業務改善をしよう。新しい業務に合わせて、システムも新しくしよう」
っていうのが、あるべき姿よね。
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