Saturday, 19 December 2009

アクセンチュア流 逆転のグローバル戦略―ローエンドから攻め上がれ

ローエンドからハイエンドへと成功した日本企業は、
今さらローエンドに行くことに躊躇しているってさ。

でも、時代はローエンドが大きなマーケットなのだから、思い切ってローエンドにも力を入れないと。


世界一安い車を作ったタタが、高級車のジャガーを買収したり
やっぱり時代はローエンドなのね。

BOPって面白い。前読んだ、NHKのインドの本でも、農村貧困層マーケットをどうやって開拓するかが色々書いてあったけど、石鹸を売る前に石鹸の必要性を認識されるために講座を開いたり、まずは学校で子供たちに宣伝したり。マーケティング方法が先進国とは全然違って、面白い。



こちらは、最近見たスピーチ。

http://www.ted.com/talks/lang/eng/thulasiraj_ravilla_how_low_cost_eye_care_can_be_world_class.html

インドのLAICOっていう会社の話なんだけど、これも今までは眼鏡を買えなかったり、目の手術を受けれなかった、インドの人々に、色々なサービスを提供している。

アクセスの悪い農村に住んでいる人のために、バスを用意して、まるでツアーのように病院に連れて行ったり。



本の話に戻るけど、BOPネタは少しだけで、基本的には世界に通用するハイパフォーマンス企業について書いている。その中の一つにシステムの標準化について書いてあった。
日本企業の場合は、現場の声を聞きすぎて、細かいレベルでの現場の声に合わせたシステムにしてしまい、結局Operationの改善ができないって。

これって、本当に痛感。

自分が今、システム開発に携わっているから分かるけど、
「システムが古いから新システムを構築しよう」っていうんじゃなくて、
「現在の業務を見直して、業務改善をしよう。新しい業務に合わせて、システムも新しくしよう」

っていうのが、あるべき姿よね。

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